スズキ・カプチーノ、再点火。 ― 令和時代に蘇る、軽スポーツの原点と未来
カプチーノ、再点火。
― 令和時代に蘇る、軽スポーツの原点と未来
「小さなボディに、大きな夢を詰め込んだスポーツカー」。1990年代初頭に登場したスズキ・カプチーノは、軽自動車という制約の中で、FRレイアウト、50:50の重量配分、ターボエンジン、オープンボディという本格的な要素を詰め込んだ異端児だった。
そして今、新たな時代の息吹を纏って、その名が帰ってくる。
■ ネオ・カプチーノの美学 ― 丸目4灯が象徴する"愛らしさと鋭さ"
まず目を奪われるのは、フロントに配されたLED丸目4灯ヘッドライト。初代モデルの柔らかく親しみやすい顔つきを継承しつつも、内部には最新のLEDリングを備え、夜の街に浮かび上がるその姿は、レトロと近未来の境界を軽やかに飛び越える。
フォグライトをあえて排除し、シンプルなフロントマスクにまとめたのも現代的なセンス。余計な装飾は不要。必要なのは「強く、美しく、走るための意志」だけだ。
■ 軽やかさと剛性の共存 ― 軽スポーツの“再定義”
この新型カプチーノは、従来の「軽だから非力」という先入観を軽やかに打ち砕く。車両重量は720kgを目標とし、アルミと高張力鋼のハイブリッド構造で軽さと強さを両立。
エンジンは660ccターボに、マイルドハイブリッド機構をプラス。エコとスポーツの融合は、今や軽スポーツの必須条件だ。
トランスミッションは6速MTとAT(パドルシフト付き)を用意。前後ダブルウィッシュボーンサスペンションと組み合わされ、軽快なコーナリング性能と上質な乗り心地の両立を狙う。
■ 一目惚れする、パールホワイトの魔力
ボディカラーに選ばれたのは高輝度パールホワイト。太陽の下では清らかに、夕暮れには艶やかに、そして街灯の下では凛とした光を放つ。曲面の陰影を美しく際立たせ、軽自動車の枠を超えた造形美を際立たせている。
ホイールはマットガンメタリック仕上げの16インチ多本スポーク。小さなボディに“走りの決意”を伝える絶妙なサイズ感だ。
■ 大人がもう一度、夢を見るために
かつてカプチーノに憧れた40代・50代。いま改めて、小さなオープンカーに乗って風を切る感覚を、もう一度味わってほしい。
そして20代・30代の若者には、“クルマを操る楽しさ”を知る最初の一台として。
クラシックカーのような憧れと、現代の道具としての信頼性。その両方を兼ね備えた存在。それがネオ・カプチーノだ。
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